ゆうきちのブログ その2

福岡在住の3児の母が日々のつれづれを綴ります。

中学生との戦い

中2の娘の反抗期対応には頭を悩ませます。
親にとっても修行です。
試験前だからとテレビを消し、外出を控え、万全な環境を整えているにも関わらず、部屋から出てこない、出てきたとしても不機嫌な態度でため息をつき、ココアにお菓子にみかんに…と飲食に精を出し、なかなか勉強に取り掛からない。
「勉強しなさい」と言おうものなら「今からやろうと思ってたのに、ママに言われたせいでやる気がなくなった。」と屁理屈をこねる。
確かに、勉強は「やれ」と言われてやるものでもないので、極力言わないように我慢しているが、そうすればいつまで経ってもやらない。
一緒にいるとストレスが溜まるので、私も自分の仕事をしたり、スーパーに行ったりしてなるべく接点を持たないようにしているが、そうするとさっきまでの態度をコロっと変えて甘えてくる。
そうやって甘えと反抗を繰り返すことにより、自立していくのだと育児書に書いてあるので、私は一旦クールダウンして俯瞰して現状を見るようにしている…が、私も生身の人間。
時には我慢の限界を迎えることもある。

先日は、部活の練習着が欲しいと言うので、スポーツ用品店に行った。
あれこれ悩んでいたので、親身になってアドバイスしていた。
2枚のうちどちらかを決めかねて試着室に入る娘。
「試着室を開けた時に誰もいないと恥ずかしいから、ママ、絶対にここにいてね。」と言われ、試着室に入った娘を待つが、一向に出てこない。
出てきた時にはすでに試着は終わっていて、どちらか一方に決めた模様。
カチンと来て、「ママ、ここで5分以上も待ったよ。他に見たいものもあって我慢して待ってたのに、試着した姿を見せもせずに決めてくるなんて、買ってくれる人に対して失礼じゃない?ここで待ってる意味があったの?」と怒りをぶつけた。
練習着と言ってもブランド物なので5,000円程度はする決して安いものではない。
そんな態度で物を買ってもらおうなんて、人としてどうかと思う。
人の気持ちを考えられない人間に、いくら能力があったって幸せな未来はない。
長女とは良い関係を築きたいが、ご機嫌取りをして好かれるよりは、本当の気持ちを伝えて嫌われたほうがマシだと思い、「そんな人とは友だちになりたくないし、ウエアも買ってあげたくない。帰ろう。」と突き放した。
すると長女、「わかった。」とすんなり納得して店を出た。
後日、心理学の子育てセミナーをされているN先生に相談したところ、「娘さんは自立に向けて順調に育っています。」と言われ、内心驚いた。
「反抗期だから仕方ないですね…我慢してください。」と同情していただけるかと思いきや、「喜ぶべきことです!」と聞いてア然。
「お母さん、どちらがいいか決めきれないから、決めて!」と言ってくるほうが後々問題が起こる可能性があり、心配すべきことなのだそうだ。
それを聞いて、ちょっぴり反省。
後日、ウエアはネットでじっくり選ばせて好みのものを買ってあげた。

引き続き、反抗期との戦いは続くが、自立に向けて育ってくれれば良しとしよう!
そして我が子が巣立った時に私のメンタルが崩壊しないように、少しずつ少しずつ、「ママ」を手放し「わたし」を取り戻す訓練をしよう。
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次女 10歳の壁

10歳を迎えた次女。
最近は、リビングで家族と過ごす時間が減り、自室でひとりで読書していることが多くなった。
「こっちへおいでよ」とリビングへ誘導すると「もう○○ちゃんは子どもじゃないんだよ」と反発。
休みの日は外へ出てお友だちと遊んだり、自宅にお友だちを招いたり、パーティーを企画したりと、人を招いたりもてなしたり、喜ばせるのが好きな次女。
お友だちのバースデーパーティやランチ会を主催することも。




家では末っ子だけど、お友だちの前では姉御肌の様子。

ただ最近、私の頭を悩ませているのが次女の「隠れ食い」「隠れ読み」。
我が家はダイニング以外での飲食が禁止されているにも関わらず、ベッドの上でお菓子を食べて、空袋はそのまま放置。
さらに、「内容が年齢に合わないから」と読むのを禁止されているマンガ本を、姉の部屋から勝手に持ち出してコッソリ読んでいる。
俗に「ギャングエイジ」と称される10歳という年齢柄、親に秘密を持ち始めたり、口応えをするのは自然なことかもしれないが、こんなことで何度も叱るのもうんざりだし、かと言って放置するのもよろしくない。
人として当たり前のことをいま一度教えるために、2分の1成人の次女には、半分大人として接することに。
多少の自由を許す代わりに、決めたルールを守りきれなければ厳しく制限を設けるし、言ったことには最後まで責任を持ってもらう。
上二人の子育て経験から、10歳から15歳までは親の介入が許される子育てのラストスパート。
なので、しっかりと自制心がつくように、ルールも学習も監督していかなくてはと思います。

ここにある幸せ

ここにある幸せを守りたい。
月が綺麗とか、花が咲いたとか、煮物が上手くできたとか、そんな些細なこと。
例えば私が頑張ったことじゃなくても、誰かの頑張りや自然の恩恵、偶然の産物…それに素直に感謝して、リスペクトが生まれる時「ああ…今、幸せだなぁ」って思える。
肉体も能力も衰え、自分単体の価値は、若い頃ほど感じなくなっていくけど、自分以外のものの価値がすごくわかるようになったことはここまで生きたことで得られた財産かもしれない。

大切な人が亡くなった。
あまりにも突然で、ショックで、まだ昇華できていないけど、私の中にあるあの方の破片を、大切に大切に、これからも生きていこうと思う。
あの方のぶんまで

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更年期障害

最近、ちょっとしたことがきっかけで、イライラが抑えられなくなった。
以前と比べて体が思うように動いてくれなくなったせいか、予定外のことが起こると激しい不安感に襲われ、イライラして家族にあたってしまうことも増えた。
コロナ禍で外出できず閉塞感があったり、ワクチン接種(2回済)で副反応が予想以上に強く出て体調不良が長く続いていることもあったりするので、イライラや不安の原因が「更年期」だけではないかもしれないが、ここ1ヶ月ほどの間に、自身の心身の衰えを顕著に感じる。

宅急便が予定時刻に届かない時、子どもが長々と口応えをする時、旦那が手伝ってくれない時、やる事が山積みになった時、散らかった部屋を見た時、よくある些細なキッカケで大爆発してしまうのだ。

「待てない」「好き嫌いが激しい」「気分が上下する」
典型的な嫌なオバサンになりつつあるではないか…!

良くないなぁと思いながらも、ホルモンバランスの変化だから仕方がないのかなぁとも思いつつ…
体調の良い日に家族に事情を話して先に謝っておこうと思う。 
そして、自分の機嫌を取る方法を積極的に考えて実践したい。 
「〜しなきゃ」から開放されて、お風呂に長めに入ったり、好みのものをネットで探したり、あれこれ素敵な妄想をしたり、AmazonPrimeで観たかった映画を見たりして、リフレッシュしようと思う。
最近はお花の定期便もお楽しみのひとつ。
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長女の「ごめんなさい」

先日、ふとしたことで、長女の口から「ごめんなさい」を聞いた。
今までなら言い訳をしたり、無視をしたり、不機嫌な態度をとったりする場面だったので、こちらも肩に力が入り、身構えていた矢先の…

「ごめんなさい」

それを聞いた瞬間、ふっと肩の力が抜け、頭に上っていた血液が下り、体が暖かくなり、こわばっていた顔の筋肉がほころび、ごめんなさいの威力を痛感した。

こういう時、「ごめんなさい」がすぐに言えるところは、母親の私にはない長女の良いところだなと思った。

本音は不明であるにしろ、技術として謝れる長女の賢さはひとつの財産かもしれない。

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ブログ

子どもが小さかった頃、覚書のために書き記していたブログを最近見返していると、長女が覗き込んできて「へぇー、私こんなこと言ってたんだ(笑)」「面白い!!」と気に入り、たまに「読ませて」と言うようになった。
あの小さな子が、成長して自分の記事を笑って読む日が来るなんて…、感無量!
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ブログには、自分の知らない幼い頃のユニークな言動、そしていかに親や沢山の人に愛されてきたかの小さな歴史が刻まれている。
いつか長女が大人になった時、子どもが生まれた時にまた読み返したくなるかもしれないので、アメブロに記したゆうきちのブログその1と、このブログは残しておこうと思う。
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長男の帰省

長男が親元を離れて早4ヶ月。
玉ねぎを切っている最中に目が滲みて涙を流しながら、飴色になるまで炒めつつ、ハンバーグが長男の大好物だったことを思い出してさらに涙したり、長男の高校から心電図検査の再検査通知が届き、心臓の病気を心配したが大きな病院で2次検査を受けさせたところ、1分間あたりの心拍数が通常の人は60回ほどあるのに対し40回ほどしか無いいわゆるスポーツ心臓だったことが判明してホッとしたり…物理的に離れていても、心理的にはまだまだ近距離だなぁと思う母心です。

そんな長男も、GWに1度、そしてテスト明けの6月に1度、そして今回7月末から8月18日までの夏季休暇期間で3度目の帰省をしてくれました。
滞在期間は1ヶ月もなかったけれど、長男の成長を実感した日々でした。

まず、GW明けの初めての帰省時には、夫が運転する迎えの車の中でイヤフォンを耳に入れたまま、聞かれたことにも生返事。まだ中学生の面影がありました。帰宅後は長女の部屋(元長男の部屋)を一時的に解放し、長男の好物を食べさせ、ゲームを許し、存分に我が家を満喫させました。

義実家にも帰省しました。

6月末の二度目の帰省時には、表情も明るく、よく喋り、穏やかで少し大人びたような雰囲気を醸し出し、体も少し大きくなったようでした。
この時から、長男帰省の際には長女の部屋を解放せず和室に来客用布団を敷いて寝かせるようになりました。

そして7月末からの夏休み帰省時には、「食事の支度、手伝うよ」と台所に立ってくれたり、妹や従兄妹と遊んでくれたり、優しさと心の余裕が見えました。

そして、勉強時間も確保して課題も期限内に終えて、中学時代の友だちと遊んだり、寮の友達と電車で日帰り熊本旅行を楽しんだり、私の実家に泊まったりと、コロナ禍でも長男なりに上手に時間を使い、充実した時を過ごしていました。

夏休みの後半に差し掛かるにつれて、次第に長男の気持ちが高校や寮生活にシフトしていくのを感じ、「ああ…ようやくあちらに長男の居場所や大切な仲間が出来たんだな」と感じました。
寮に入っていく長男の背中を見送る時、「群れに帰っていく」ような錯覚を覚え、新境地で自分の居場所を見つけたその逞しい後ろ姿に、寂しいような嬉しいような不思議な感動を覚えたのでした。
どんな生きものも子どもを巣立たせることが親の使命。
突然やってきたお別れだったけど、こうして少しずつ自立に向けて成長していく子どもを誇りに思い、これからも心を離さず見守っていこうと思います。