先日、ふとしたことで、長女の口から「ごめんなさい」を聞いた。
今までなら言い訳をしたり、無視をしたり、不機嫌な態度をとったりする場面だったので、こちらも肩に力が入り、身構えていた矢先の…
「ごめんなさい」
それを聞いた瞬間、ふっと肩の力が抜け、頭に上っていた血液が下り、体が暖かくなり、こわばっていた顔の筋肉がほころび、ごめんなさいの威力を痛感した。
こういう時、「ごめんなさい」がすぐに言えるところは、母親の私にはない長女の良いところだなと思った。
本音は不明であるにしろ、技術として謝れる長女の賢さはひとつの財産かもしれない。