ゆうきちのブログ その2

福岡在住の3児の母が日々のつれづれを綴ります。

受験生の部屋

f:id:yuukichi1215:20210128222753j:plain今日は仕事が休みなので、息子のシーツを取り替えました。
そこで見た散らかり放題の部屋。
いつもは素通りするところ、今日は何だか放っておけなくて、意を決してゴミ袋を片手に息子の部屋へ。
あちこちから出てくる空のペットボトルやお菓子の空き袋…レシート、手紙、本、おもちゃ、筆記用具、カードゲーム類…どこから手を付けるべきか分からなくなりました。
とりあえず、ひとつひとつの物を手に取って片付けていくうちに、何とも言えない感情がこみ上げてきました。  
「息子が背負っている荷物の多さ」
妹からもらった折り紙や、友だちから貰った手紙、祖母達に貰ったバースデーカードやお守り、英語の習い事の教材や記念写真、息子が小さかった頃に私が買ってあげたおもちゃや、夫が勧めた作家の本や辞書など…
彼の部屋を占拠していたのは、自分の思いだけではなく、沢山の人からの思いだったのです。それらの宝物を捨てられないでいる息子の優しさにジンときました。
ここは彼に代わって、私が宝物たちを整理整頓するしかない。
そう決心が固まり、ほぼ一日を息子の部屋の掃除に費やしたのでした。
ただ闇雲に捨てて片付けたのではなく、ひとつひとつ丁寧に、息子の思いを整理しながら…
忙しい息子の代わりに、私が受験勉強することはできないので、せめてもの応援の気持ちを込めて…。

息子が帰宅後、第一声は…「ママ、なんで片付けたん?」(鋭い目つき)
ここまでは想定内。
私もひるまず、「ゴミが散乱して散らかってたからよ」
息子「片付けるなって言ったやん?俺が朝、どんなに遅く起きても準備が間に合う理由は、モノの場所を全て把握してるからだよ!勝手に移動されたらわからなくなるやん!触るな!」
…なるほど、それも一理あるなとは思いつつ、否定も肯定もせず、黙って私は息子の部屋を後にしました。
するとしばらくして、息子が部屋から出てきて、「ママ、ゴミ袋を頂戴」と言ってきたのです。
そして、私が途中まで片付けた部屋を、息子がきれいに片付け終えたのでした。
ピカピカに片付いた部屋で清々しい表情で受験勉強に励む息子の後ろ姿を見て、「しめしめ」とほくそ笑んだ私でした。 
小さい頃は「何でも自分でしなさい」と言って、自立型の子育てをしてきましたが、中学生になって部活動の大きな試合や高校受験に際しては、「自分一人」よりは「親も一緒に」頑張ってあげることが不可欠だなと、実感しました。
難しいお年頃なので、それも押し付けがましくなく、さり気なく手助け…がキーポイントのような気がします🤭