ゆうきちのブログ その2

福岡在住の3児の母が日々のつれづれを綴ります。

スマホと部活と勉強と…

昨年末の出来事
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イライラしている長女。
言動がとても荒々しい。
先生に提出するノートにコメントを書くように言われたが、そこに書いてあった長女のコメントがあまりに雑で、コメントする気が失せた。
友だちに話すような口語文…さらに殴り書きのような雑な文字…
もしも私が教師だったら、「ナメてるのか?」と、思うレベルだった。
さらに、中学校の部活動の九州大会前日の夜に部活以外の友だちと焼肉屋で食事をすると言う。
しかも、親に許可を得る前にすでに約束をしていた。
翌日は大切な九州大会のため県外に泊りがけで遠征するというのに。
さすがに私も、「自分の立場を考えて予定を組みなさい。焼肉は断りなさい。」と憤慨した。
するとすんなり「わかったよ」と友だちに断りを入れた。
全く、何を考えているかわからない。
気分は浮ついて、強化練習中にミスをしても気の抜けた声で「ごめ~ん」と笑顔。
ジュニアから頑張ってきた子達のモチベーションを下げやしないかと、親の私がヒヤヒヤ。
それでも、団体戦でチームはベスト8入りし、好成績を残した。
長女は負け試合だったが、他の子たちが頑張ってくれたお蔭で勝ったようなものだった。
その翌日、長女の部屋から携帯電話が見つかった。
我が家では、子どもの携帯電話所有は高校生からと決めている。
それにも関わらず、長女は押し入れから私の旧いスマホを探し出し、家のWiFiを使ってSIMカード無しでも出来るラインやインスタを深夜までしていたことが判明。
最近の学力低下の理由が、部活だけではないことがわかり、合点がいった。
思えば長男が中3の時にも、同じようなことがあった。友だちに借りたDSで深夜までインターネットをしていて、授業中居眠りをしていると先生から連絡を頂いた事もあったっけ…と懐かしく思い出した。
話は戻って、例の件を長女に問いただすと、「うちはルールが厳しすぎておかしい!自分だけ携帯が無いことにもう我慢ができなかった。」と泣き崩れた。
私もその気持ちが痛いほどわかるから、一日のうち朝晩の二回程度は自分のスマホをチェックさせていた。
それで部活の連絡やクラスメイトとのやりとりは問題無く出来ていたと思ったが、彼女はそれでは納得いかなかったらしい。
だからといってルールを破って良いことにはならないので、携帯は没収した。

長女の置かれている状況を考えれば、ストレスが溜まるのも頷ける。
部活でやっているスポーツは中学から始めたもので、ほぼ初心者だ。
それにも関わらず、2年になって選抜メンバーに選ばれ、メンバー内では当然あて駒の負け組。
それでも必死にレギュラーの座に食らいついているが、経験者の子達と比べ実力は雲泥の差でなかなか縮まらない。
けれど持ち前のコミュ力と体力と根性で朝練も夕練も夜練もほぼ無遅刻無欠席で頑張っている。

それなのに、家庭では成績が落ちたことをガミガミ言われ、家の手伝いもさせられる。
当然逃げ場が欲しくなって、スマホに依存した経緯もわからないでもない。  
ただでさえ思春期でホルモンバランスが崩れているのに加え「板挟み」状態でさぞストレスフルだっただろう。
理解はできるし共感もするけど、高校受験までのあと1年2か月、スマホを所有することで得られるものと失うものを比較した時に、失うもののほうが多いと両親は判断したので、所有はさせず、最低限のチェックのみにした。
中学卒業までスマホを所有できなかった長男は、今ではすっかりゲーマー。
だけど、読書量は多いし、自主的に学習時間は確保するし、スマホに依存せず上手に付き合っている様子。
心を鬼にしてスマホを与えなかった自分を褒めたいし、与えた時期が高校からで良かったと心底思う。
中学生までにたくさんの活字やリアルなコミニュケーションに触れ、スポーツや勉強に励んでほしいと願う。
スマホは「自分」を確立した後、外部とつながるための単なるツールに過ぎないのだから。
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