ゆうきちのブログ その2

福岡在住の3児の母が日々のつれづれを綴ります。

学習塾について

中学2年生の長女の塾問題について。

遡ること昨年のクリスマス、長女が最後のサンタクロースへの手紙(我が家は中2で終わり)に「○○○(地元大手学習塾)に行きたい」と書いた。
その頃ちょうど部活動で九州大会出場が決まり、強化練習と遠征でスケジュールが合わなくなったため入塾は断念せざるを得なかった。
そのまま現在に至り、今も長女は塾には通わず、部活動(まん延防止措置で活動停止中だが、週2~3自主練)+英語教室(週1)+学校の宿題+市販の教科書ワーク+スタディサプリをしている。

普段は下校後、宿題をして夕食後の20時から1時間スタディサプリや教科書ワークをしている。
試験前に至っては、2〜3時間は勉強しているが、反抗期で親が介入すると不機嫌になるため、学習内容の細かなチェックはしていなかった。
成績は中の上をキープしていたのでよしとしていたが、先日の期末試験の際、平均点を下回った教科があったため、学習内容について見直しが必要だと感じた。
我が家では、夫婦で話し合って大手学習塾がおこなう無料の模試は定期的に受けさせているし、中1から個人で定期契約した県模試も受けさせている。
計画的にきちんとやれば、これらの教育環境でオール5とは言わないまでも、オール4をとるのに苦労はしないレベル。
それでも、学習塾に行きたいと言う長女に話を聞いてみた。

私「どうしてそんなに塾に行きたいの?」
長女「自学では限界があるから」
私「そうなのね。あなたはどんな目的で勉強してるの?」
長女「志望校に合格するため」
私「志望校はどこ?」
長女「県立御三家のうちのどれか」
私「そうなのね。今のあなたを見て率直に思うのは、部活が第一、学校の課題と教科書ワークが第二、それで手一杯でスタサプも県模試もほぼ活用できていない状態だよね」
長女「うん…だって頑張ってるけど時間がないんだもん」
私「塾に行ったらもっと時間がなくなるよ。塾は課題が山程出るうえに行き帰りの時間が往復40分。それに部活動が本格始動したら練習練習でさらに時間も体力もなくなるよ。部活は続けるつもり?」
長女「うん。3年生の中体連で県→九州を目指す予定。勉強とも両立したい。そのために部活仲間も私以外はみんな塾に行って頑張ってる」

長女の言い分はわかった。
しかし部員のママさんたちに聞くところ、大会前などは部活優先で塾には通えない日も多いそうで、満足に活用できているとは言い難い状況とのこと。

部活動も大事だけど、学力で高校を選ぶのであれば、勉強が第一だと私は思う。
高校からは自主学習の習慣がモノを言うので、中学時代に塾に行かなくても自分で勉強できるスキルを身につけ、学習の癖付けをするのがベター。
私自身、小5から高1まで大手学習塾に通わせてもらったが、私立の学校の課題や小テスト、補習授業に追われて毎日クタクタで塾の課題にまで手が回らず、寝てばかりいた。
塾を活用できるなら塾通いも無駄ではないが、学ぶ余裕のない子にとっての塾通いは単なる気休めでしかない。
長男が県外の私立高校で寮生活を送ることになったため、我が家の家計は「単なる気休め」に出費する余裕は微塵もない。

そこで、本人に話した。
私「学習塾は、勉強がしたくてたまらない人が、自学では飽き足らずに行くところ。もしくは、行きたくて仕方がない学校があって、自分で精一杯努力してるけどいま一歩手が届かないから力を貸して欲しい〜って人が行くところ。あなたはどっち?」 
長女「……(悩んでいる様子)」
私「……(じっと待つ)」
長女「心の中で思ってる目標はあるけど、まだ親に言えるほど自分で頑張ってない気がする」
私「そうだね。それに気がついてくれてありがとう。あなたがその気になって頑張る準備ができたにら、ママはいつでも全力で応援するから、その時は頼ってね」 
長女「うん」

それからというもの、長女はリビング学習が終わってからプラス1時間、自室で自主学習に励むようになった。
勉強は自ら気付いて、自分のためにやるものだ。
この調子で高校受験までの一年間を悔いのないように過ごしてほしい。